かな条幅(半切)作品に向けて ①

11月は昇段級試験です。

一般で仮名をお稽古されている方で、初段~三段以上「半切に和漢朗詠集を書く」という課題が追加されます。

かな条幅なんて書いたことがない・・と受験をためらっておられる方、ぜひこの記事を参考にして挑戦してください!

まず、用具について。

筆…かな条幅用筆(中鋒 兼毫)

小さめのほうが墨が残りすぎず渇筆をだしやすい。

紙…かな用半切(加工紙と表示されて販売)

  かな用の半紙、半切は滲まないように加工してあり、息長くゆったりと書くことができる。

墨…やや薄めに擦る。




古筆を半切の大きさに臨書する場合、墨の潤渇や線の太細を意識するようにします。

曲線に見える線も、直線的な線の連続で書くようにして線が弱くならないようにします。

【参考手本】墨つぎはできたら1回、2行目の「あ」がいいでしょう。

難しければ、1行目の「と」でもう1回。

「かげさへみゆる」を渇筆で見せ場とします。


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