古典の話(王羲之・喪乱帖)
10月号から一般臨書課題となる王羲之の『喪乱帖』を紹介します。
【概要】
中国東晋時代の王羲之の書簡。戦乱によって先祖の墓が壊されてしまった悲しみを伝える手紙です。真筆は残っておらず、唐の時代に双鉤填墨(そうこうてんぼく)の技法(籠字を取って墨で埋める)で写した精巧な模本です。
奈良時代に遣唐使によって日本にもたらされ、皇室に伝わり皇居三の丸尚蔵館に収蔵されています。
【特徴と臨書】
用筆・・・線の太細を意識し、強弱と速度感をつかむ。
結体・・・崩れそうで保つ均衡。
行気・・・字と字のつながり、連綿だけでなく 空中で運筆がつながっていることをとらえる。
表現・・・感情の揺れ動きが書の気迫、速度、潤渇に現れる。
難しいですが、奥深くて学びがいがありますね。頑張って取り組みましょう!
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